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長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産とは
2024.09.19
概要
日本にキリスト教がもたらされた大航海時代、アジアの東端にあたる日本列島の最西端に位置する長崎・天草地方では集中的に宣教がおこなわれました。
『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』は、江戸幕府による禁教政策によって日本国内に宣教師不在となった中、神道や仏教などといった日本の伝統的宗教や一般社会と関わりながら、キリスト教の信仰を続けた「潜伏キリシタン」と呼ばれる人々の生きかたを伝える遺産群です。 12の構成資産からなる本遺産は、国内に宣教師不在となってその信仰を持つ人々が潜伏していく過程や、信仰の実践と継承、 共同体維持のためにおこなってきた様々な試み、そして再び宣教師との接触を持ったことで転機を迎え、潜伏時代の終りを迎えるまでの歴史を物語っています。
構成資産について
世界文化遺産『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の構成資産は、6市2町(長崎市、佐世保市、平戸市、五島市、南島原市、新上五島町、小値賀町、熊本県天草市)に所在する12資産で構成されています。
- 原城跡(南島原市)
- 平戸の聖地と集落 [春日集落と安満岳](平戸市)
- 平戸の聖地と集落 [中江ノ島](平戸市)
- 天草の﨑津集落(天草市)
- 外海の出津集落(長崎市)
- 外海の大野集落(長崎市)
- 黒島の集落(佐世保市)
- 野崎島の集落跡(小値賀町)
- 頭ヶ島の集落(新上五島町)
- 久賀島の集落(五島市)
- 奈留島の江上集落 [江上天主堂とその周辺](五島市)
- 大浦天主堂(長崎市)
さらに詳しい内容については下記リンクの長崎県世界遺産課のウェブサイトにてご覧ください。