ごあいさつ
理事長挨拶
長崎の歴史と文化を、 次の世代ヘ
特定非営利活動法人 世界遺産長崎チャーチトラスト
理事長 中村 法道
当法人は、「長崎の教会群とキリスト教関連造産」がユネスコの世界文化遺産の候補として「暫定登録」されたことを機に、2008年12月に設立されました。
設立から2018年の世界文化遺産登録までの概ね10ヶ年間は、行政、所有者、そして私共民間団体等が一体となって設立目的である次の事業を中心に活動してまいりました。
- 長崎の教会群に関する啓発と情報発信
- 教会の周辺環境の整備・保存に関する支援 ―「長飼の教会群を守る基金」の設立と運用―
- 秩序と品格のある活用と地域活性化に関する企画と支援
2015年には、長崎県が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産基金」を設立し、本格的な支援体制が確
立され、当法人の設立目的の一つ「基金設立」が達成されました。
その後、コンセプトの再整理と対象資産の見直しを経て2018年7月にユネスコ世界遺産委員会において「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連資産」として本登録の運びとなり、昨年「コロナ禍」がいまだ収まらない中「世界遺産登録5周年」を迎えました。
概ね設立目的は達成した感はありますが、継続的な広報活動、この間培ってきた韓国・フィリピン等との国際流事業に加え、下記「今後の活動方針」を定め、10周年に向けて取り組みを始める事といたしました。
皆様方のご支援・こ協力をお願いいたします。
今後の活動方針
世界遺産本登録から5年が経過した今日、来訪者(見学者・諸外国巡礼等)と現地教会関係者との関係も安定し、当法人の非営利活動法人としての役割の多くは達成されつつある。しかしながら、今日の訪日外国人の増加など、グローバル社会の中での非営利活動法人としての役割も考えられる。
今後、長崎県の「世界遺産センター(仮称)」開設動向を注視しつつ、本NPOの在り方を検討する時期に入っている。