ごあいさつ

理事長挨拶

私ども非営利活動法人世界遺産長﨑チャーチトラストは、2007年1月の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界文化遺産暫定リスト登録を機に設立され、翌2008年12月に活動を開始いたしました。
設立から概ね5か年間は、行政、所有者、私共民間団体等が一体となって啓発と情報発信に取り組むとともに、信者の祈りの場であるカトリック教会の円滑な公開を図るため、教会信徒の理解促進と来訪者のマナーの徹底を図ってきました。

その後、ユネスコの諮問機関であるイコモスのアドバイスを受けて、コンセプトの再整備と対象資産の見直しを経て、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年7月に本登録の運びとなりました。
現在、外国人観光客の増加に伴うオーバーツーリズム問題等がクローズアップされていますが、当法人では本登録前から見学予約システムの「訪問事前連絡制度」を構築するとともに、「長崎の教会群インフォメーションセンター(現・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター)」において運営を行い、受け入れ態勢の整備を進め、大きな混乱もなく本登録後の来訪者の増加を乗り切りきることができました。さらに、構成資産「国宝 大浦天主堂」に併設された「大浦天主堂 キリシタン博物館」の運営業務を受託し、ホームページの立ち上げ、韓国及びフィリピンなどとの交流史や、日本・長崎教区の歴史等を解説する企画展を開催してまいりました。

第5代理事長を拝命するに当たり、「今後の活動方針」を定め、新たな取り組みを進めたいと考えております。
皆様方の御支援、御協力をお願いします。

特定非営利活動法人
世界遺産長崎チャーチトラスト
理事長 中村 法道

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